
新型グロム(JC92)が納車されてから3ヶ月。週末にトコトコと大切に距離を重ねて、愛車の走行距離がようやく900kmの大台(初回点検の目安)に達しました。
一般的には「最初の1,000km(初回点検)が来るまでは、オイル交換も調整もすべてショップにお任せ」という方が多いと思いますが、DIY大好きな私のメンテナンススケジュールは少し変則的です。
実は500kmの時点で、ホンダ車あえてのスズキ最高峰オイル「エクスター R9000」とK-PITのオイル交換フルセットを使って、自宅ガレージでオイル&フィルター交換を敢行。さらに、100km走るごとにこまめにチェーン調整を繰り返してきました。
だからこそ気づいてしまった、チェーンの奇妙な「片伸び」とスイングアームへの接触疑惑。
今回は、そんなDIY派の私が「答え合わせ」のために受けてきた、900km初回点検のリアルな顛末とプロの診断結果をお届けします!同じようにグロムのメンテナンスやチェーンの挙動に悩む方の参考になれば幸いです。
納車から3ヶ月、ようやく900kmに達しました
カレンダーを振り返れば、あの待ちに待った納車日からあっという間の3ヶ月でした。
私のグロムの楽しみ方は、一気に長距離を走る弾丸ツーリングではなく、天気の良い休日にふらっと山の方へ向かい、新緑や景色を眺めながらトコトコとマイペースに走るスタイル。そんな心地よい時間を少しずつ積み重ねてきた結果、オドメーターは最初の節目である「900km」を刻みました。
3ヶ月で900kmというペースは、人によっては「のんびりだな」と感じるかもしれません。しかし、この「じっくり付き合ってきた時間」こそが、新車特有の初期馴染みや、各部の細かな変化を観察するのに絶好の期間でした。
日を追うごとにエンジンの雑味が消えて滑らかになっていく感覚や、サスペンションが少しずつしなやかになっていく変化を、文字通り肌で感じる3ヶ月間。
すっかり自分の身体の一部のように馴染んできた大切な相棒の健康診断をしてもらうべく、本日は満を持して、購入したバイクショップのピットへと向かいました。
圧倒的な入手性の良さと優れた浸透力で、100kmごとのマメな注油にも気兼ねなくガンガン使えるコスパ最強の定番スプレーです。
頑固なチェーングリスや汚れを強力な噴射力で素早く落とし、シールチェーンにも安心して使えるコスパ抜群の定番クリーナーです。
サイドスタンドと併用して車体を少し持ち上げるだけで、グロムのホイールが手でクルクル回せるようになり、チェーンメンテが劇的にラクになる省スペースなアイデア工具です。
【500km時点】贅沢オイル「スズキ エクスターR9000」&K-PITでセルフ先行交換!
新車の慣らし運転といえば「最初の1,000kmまではお店にお任せで、初回点検の時に初めてのオイル交換をする」というのが一般的な流れかもしれません。しかし、愛車と長く付き合いたいDIY派の私は、オドメーターが「500km」を指した時点で、すでに自宅ガレージで一度オイルとフィルターを自分で交換していました。
なぜ、1,000kmを待たずに500kmで先出し交換したのか。
理由は、新車初期のエンジン内に必ず発生する「金属粉(スラッジ)」を、できるだけ早い段階で一度きれいに取り除いておきたかったからです。特に新品のエンジンは、各部が擦れ合って馴染む過程で驚くほど微細な鉄粉が出ます。「愛車の心臓部に、鉄粉が混ざった初期オイルを1,000kmまで回し続けたくない」という、自分でメンテをするからこそのちょっとしたこだわりです。
そして、この初のデトックスに用意したオイルが、あえての「スズキ エクスター R9000(100%化学合成油)」です。
「ホンダのバイクにスズキのオイル?」と思われるかもしれませんが、実はこのR9000、ミニバイク乗りの間では「シフトフィールが激変する」「高回転まで滑らかに回る」と絶賛されている隠れたコスパ最強オイル。現行型グロム(JC92)のオイル容量は、フィルター交換時でも0.9L。1L缶を1本買ってくれば、上質な最高峰オイルを贅沢に使い切れるというのもグロムならではの嬉しいポイントです。
交換の際は、ガスケットやOリングが全てワンパッケージになっていて便利な「K-PIT オイル交換フルセット(キタコ)」を同時使用し、フィルターもキッチリ新品へ。
古いオイルを抜くと、やはり光の加減でキラキラと細かな金属粉が反射していました。「よし、やっぱりこのタイミングで抜いて正解だった」と、ガレージで一人ニヤリ。新しいR9000を注ぎ込んだエンジンは、心なしかアイドリングからメカノイズが静かになり、カチッとした気持ちの良いシフトフィールへと生まれ変わってくれました。
こうして500km時点でエンジン周りを完璧にリフレッシュしたからこそ、今回の900km初回点検では「オイル交換は見送り、純粋に各部のチェックだけをお願いする」という、計画的なセルフメンテナンスの組み立てができたのです。
JC92グロム用
100kmごとの小まめなチェーンメンテだからこそ気づけた「違和感」
500kmでのオイル交換を終え、エンジンがすこぶる絶好調になった一方で、私にはもう一つどうしても気になる部分がありました。それが「ドライブチェーン」の挙動です。
グロムのような125ccクラスのバイクは、軽量で扱いやすい反面、単気筒特有のトコトコとした力強いパルス感がダイレクトにリヤタイヤへと伝わります。そのため、特に新車初期のノンシールチェーン(420サイズ)は、驚くほどよく伸びるのが特徴です。
「新車のうちは初期伸びが激しい」と聞いていた私は、納車以来、約100km走るごとにガレージで小まめにチェーンの清掃・注油、そして遊びの調整を繰り返してきました。週末のちょっとしたお散歩ツーリングから帰るたびに、愛車をスタンドアップさせてチェーンを労わるのが、半ばルーティンになっていたのです。
それだけ高い頻度で触っていたからこそ、ある日、決定的な「違和感」に気がつくことができました。
いつものようにリヤホイールを少しずつ手で回しながらチェーンの張りをチェックしていると、場所によって妙に遊びの量が違うのです。チェーンが一番キツく張っている場所(遊びが少ない部分)で規定値に合わせると、ホイールを半周ほど回した別の場所では、スイングアームにバタバタと接触しそうなくらいタルタルに緩んでしまう……。
これがいわゆる、チェーンの「片伸び(偏伸び)」と呼ばれる現象でした。
走行距離はまだ900km手前。「いくら初期馴染みの時期とはいえ、こんなに部分的なムラが出て大丈夫なのだろうか?」「このまま走り続けたらスイングアームが傷だらけになるんじゃ……」と、頻繁に目視して調整していたからこそ、細かなギャップが急に大きな不安へと変わっていきました。
自分でいくらアジャスターをいじっても解決しない、この不思議な片伸び。私はこのリアルな疑問を抱えたまま、ショップのプロのメカニックさんに「答え合わせ」をしてもらうべく、初回点検のピットへと向かったのです。
900km初回点検:プロのメカニックさんに聞いてみた
ドキドキしながらグロムをピットへ預け、待つこと約1時間。無事に初回点検が終了しました。各部のボルト増し締めや動作チェックを終え、愛車の健康状態はお墨付きをいただきました。
そして引き渡しの際、私が一番気になっていた「100kmごとのメンテで気づいたチェーンの片伸び問題」について、メカニックさんに思い切って直接ぶつけてみました。
「自分で回しながら調整していると、場所によってすごく張りが変わっちゃうんですけど、これって大丈夫なんでしょうか……?」
すると、百戦錬磨のメカニックさんはニッコリ笑って、こう教えてくれました。
「あ、それですね!結論から言うと、まったく問題ありませんよ。」
メカニックさん曰く、グロムのような125ccクラスに採用されている「420サイズ」という細いノンシールチェーンは、排気量が小さくても単気筒特有の強いトルクがガツンとダイレクトに伝わるため、どうしても部分的に初期伸びのムラ(片伸び)が出やすい構造なのだそうです。
「むしろ、100kmごとにそれだけ細かく見て調整されているのは素晴らしいですね。このクラスだと、もっと激しくバタつくほど伸びるケースも珍しくないんです。現時点でスイングアームへの接触も問題ない範囲ですし、初期馴染みとしてはごく正常な状態なので、どうか安心してください!」
プロの口からそう太鼓判を押してもらった瞬間、それまでガレージで一人で抱えていたモヤモヤとした不安が、一気にスッキリとした安心感へと変わっていきました。
日々、自分の手で愛車に触れ、細かな変化に「おや?」と気づく。そして、それを初回点検でプロに相談して答え合わせをしてもらう――。これこそが、ショップに丸投げするだけでは味わえない、DIYでバイクを維持していく本当の楽しさであり、醍醐味なのだと改めて実感した瞬間でした。
まとめ:次回のセルフメンテは2500kmを目安に
プロのメカニックさんに太鼓判を押してもらったことで、ガレージでの日々の微調整が正しかったこと、そして「片伸び」も新車初期の正常なプロセスであることが分かり、本当にスッキリしました。
今回の900km初回点検では、500km時点でオイルとフィルターを先行交換していたため、お店でのオイル交換は見送っています。そのため、次回のセルフメンテナンスは通算2,500km(前回の交換から2,000km走行時点)を目安に計画しています。
スズキの最高峰オイル「エクスター R9000」のシフトフィールは文句なしに素晴らしく、全く悪くないのですが……実は次回のオイル交換に向けて、ちょっと気になる存在があります。それが、4L缶で非常にお値打ちに手に入る「AZ(エーゼット)オイル」です。1Lあたりで考えると圧倒的にコストパフォーマンスが高いため、DIY派としては「一度試してR9000と比較してみたい」という誘惑に駆られています(笑)。
また、チェーンに関してはプロから「問題ない」と言われたものの、125ccクラスのノンシールチェーンが伸びやすいのは紛れもない事実。毎回の100kmごとの小まめなメンテは続けていきますが、こちらも次は最初から伸びにくい「420サイズのシールチェーン(EKチェーンの420SR-Xなど)」に交換してしまおうか、非常に気になっています。
「乗る楽しさ」だけでなく、「自分で手をかけ、変化に気づき、プロに相談しながら育てていく楽しさ」を教えてくれるグロム(JC92)。初回点検を終え、これからはいよいよ慣らし運転の縛りも解けて本番です。新緑の美しい山道を、安心の相棒とともにトコトコとマイペースに楽しんでいこうと思います!
JC92グロム用
【最後に】グロム乗りの皆さんへ質問です!
この記事を読んでくださったグロムオーナーの皆さんは、普段どんなメンテナンスをされていますか?もしよければ、コメント欄やSNSでぜひ教えてください!
- 愛車に入れているお気に入りのエンジンオイルは?(R9000、AZオイル、G3など)
- チェーンは「シールチェーン」派ですか?それとも純正と同じ「ノンシールチェーン」派ですか?
「これ使ってみて良かったよ!」「グロムにはこれがおすすめ!」といった生の声を聞かせていただけると嬉しいです。それでは、皆さんも良きバイクライフを!



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